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- 2013/01/24(Thu) -
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01月 年明けに心澱むや負の連鎖 こわごわとメールチェックの年初め 年初めTVに和み求めをり 雪かきの姿眺めて腰なづる 窓越しの眩しき庭や雪景色 青空に挑む木陰の雪の塊 ロゼ色の空に浮かぶや冬木立ち 鵜の群の黒々去ぬや冬の空 冬日射し一喜一憂妹の声 義弟(おとうと)の一時退院冬あかり 02月 雪の朝発熱告ぐる震るる声 再入院親族気落ち春遠し 奮い立つ心じゃまする春の雪 古布つなぐ午後の日射しや無事の春 作品を贈るしあわせ春隣り 思ひ馳せ願ひ届くや春の風 八度目の命日家族淡々と想い出話し揃ひ語れり 亡き吾子の好物並ぶ食卓に家族揃ひし夕餉を偲ぶ まずい出(づ)る雑草春を呼び寄せり みつけたり朝日にあはき猫柳 庭のすみ花芽きそひてあらはるる 03月 いっぺんに春訪れて笑み毀る 球根花咲く庭隅に和みあり 様変はりひと雨ごとの庭芽かな 役たたぬ経験積むや花粉症 目鼻喉耳中むず痒花粉症 04月 桜舞ふ並木ゆるゆる老夫婦 連れ合ひの皺も愛しや春らんまん 桜花(おうか)舞ふ小路譲らふ若人と 手を繋ぐ若人まねて桜みち 春疾風花びらうけて走りいぬ 遠足の園児はしゃぐや花筵 05月 うなだるる花ひと休み春時雨 静けさや緑あふるる朝の雨 緑立つ庭の眺めやひとごこち 降りしきる糸引く雨や燕切る 昼寝より覚めてなほ降る小ぬか雨 うだうだと雨降る午後や新茶飲む 北国へ春追ひかけて夫婦旅 陸奥やパステルカラー山笑ふ ひそやかに緑彩る山の藤 とりどりの緑に浮くや竹の秋 塀越しの八重の桜や露天風呂 姑(はは)の背を覚ゆ湯けむり皐月風 06月 とりどりの干しもの並ぶ梅雨晴れ間 梅雨空に鈍る出足や約束日 梅雨寒に後悔するや早仕度 08月 汗つたふ鈍き感覚老ひの首 背につたふ鈍き不快や夏衣 言い訳を重ね昼寝の日々虚し 目前の蚊も叩く気の失せし夕 思ひたち氷含みて夕の風 涼風と共に降り立つ庭のさき 09月 留守居宅夜半の虫の音わびしけれ 10月 秋の幸友と語らふ三時間 改築や勝手異なる友の家押し入れ開けて主に笑わる 11月 冬来たる妹不憫なり義弟逝く 山茶花や妹の目うつろ黄泉送り ししおどし紅葉ひとひらこぼれけり 12月 年ごとに駆け来る早さ師走ゆく 2014年01月 同じこと繰り返す幸噛みしめて新たなる年又さぐりゆく 幼子のこゑよみがへる雪の朝 音失せし雪野鮮(あざ)やぐ眺めかな 風に舞ふ雪きらきらと軒の先 02月 一つ屋根風邪うつしあふ夫婦かな 風邪庵厨の主の変はりをり 老ひ怖し咳ひとつにも怯へをり 遅れきてそろり新たな年あゆむ |
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